水素水・水素について
4層アルミパウチの秘密
水素水を作る、3つの方法
さまざまな水素水商品が登場しています。それにともない、水素水商品の形状もさまざまなものが出てきました。大きく分けると、「アルミパウチ」タイプ、「アルミ缶」タイプ、「ペットボトル」タイプの3つになります。その中でも水素を容器内で長く保つものは「浸みわたる水素水」でも採用している、「アルミパウチ」タイプです。
一見手軽に見えるペットボトルですが、実は、水素を含有した水を保存する容器としては不向きなものといえます。なぜなら、ペットボトルの原料であるポリエチレンテレフタラート分子同士の隙間が水素分子よりも大きいために、水素水中の水素がペットボトル容器の外部に少しずつ漏れてしまうのです。そのため、多くの商品では水素を外部に逃さない、遮蔽性の高いアルミ素材を使用しています。しかし、アルミ素材でも「アルミ缶タイプ」の場合は、フタの開け閉めの際に揺れて水素が分離しやすく、さらに大きな口径であることで水素が抜けやすくなってしまいます。
「浸みわたる水素水」など、溶存水素濃度にこだわる会社が、口径が小さく、遮蔽性の高い「アルミパウチタイプ」の容器を採用しているのには、こうした理由があるのです。
4層アルミパウチ容器とは?
水素水の保存や運搬、そして飲むときにも最適の形状であるアルミパウチタイプ。「浸みわたる水素水」では、遮蔽性の高いアルミ素材を、さらに水素が逃げにくいよう4層構造にしています。一方で、アルミでありながら柔らかく柔軟に形を変えることができる薄さを保っているため、飲み残しなどを保存する際でも、簡単に内部の空気を押しだして、密閉状態になるべく近づけることができます。そのために、飲みきる時まで水素を逃しにくい構造になっているのです。
また、空気をできるだけ押し出せるというアルミパウチの形状は、ペットボトルやアルミ缶のように内部に空気が残らない分、湯せんをしても水素が容器内の空気中に逃げにくいというメリットもあります。また、水素水を凍らせることによって、水素の放出が早まることはないので、夏場などは凍らせて持ち歩くことができます。ペットボトルやアルミ缶を自宅で凍らせた場合は、破裂などの危険性がありますから、その点でも柔らかい素材である4層アルミパウチのパッケージが適しているといえます。
つまり、一年を通して楽しめ、そして少しずつ飲んでも水素量をそれほど失わない。これが4層アルミパウチの大きな特長といえるのです。
アルミパウチ容器が便利な多くの理由
その他、アルミパウチの容器が便利な理由はこんなところにもあります。以下に簡単にまとめてみました。
●握力が弱くても握りやすい
子どもやお年寄りなどは、500mlのペットボトルでは重さを感じることがあります。また、口径の太いアルミ缶は滑りやすく、しっかりと握る必要があります。しかし、柔らかい素材の「アルミパウチ容器」なら、握力の弱い人でも一人で持って飲むことができます。
●飲みやすい細い飲み口
ペットボトルやアルミ缶は、容器の底を持ち上げて飲むため、飲み込み能力(嚥下(えんげ)能力)が弱い赤ちゃんやお年寄りはむせてしまうことがあります。こうした方たちには、押したら出てくるアルミパウチの細い飲み口の方が飲みやすいものです。また、元気な方でも体調を崩して寝ている体勢では、ペットボトルやアルミ缶が飲みにくく感じます。こうした時にもアルミパウチの形状が役に立つのです。
●ゴミが減らせる
飲み終わったら小さくたためるため、自宅のゴミが少なくなるだけでなく、持ち歩きの際にもゴミを持ち帰りやすいのが大きなメリットといえます。
水素水内の水素をしっかりと守るだけでなく、水素の恩恵をぜひ受けたい世代にとってもアルミパウチの形状は非常に便利だといえます。「浸みわたる水素水」がアルミパウチを採用しているのは、どんな人にも溶存水素量の高い水素水を楽しんでいただきたい、そんな思いが込められているのですね。