【健康豆知識】第11回:腸を制して健康&美肌をGET
- 2014年09月11日
菊池は昨日に引続き青空が広がっています。
北海道や関東では大雨が降ったようですが、皆様のお住まいの地域は大丈夫でしょうか
本日は第11回健康豆知識シリーズをお送り致します(*n´ω`n*)
第11回:腸を制して健康&美肌をGET
本日は美と健康のかなめ「腸」について特集致します
■「腸」とは?
胃で食物が溶かされた後の消化をはじめ、栄養や水分の吸収、老廃物の排出、解毒、
ビタミンの合成、造血、免疫機能などさまざまな働きを持つ器官です。
■腸を制するとは?
腸内には細菌がおよそ100種類、100兆個も生息しています。
健康や美肌のためには、
この腸内細菌のうち善玉菌が占める割合を増やす=腸を制することが重要です。
■腸内細菌
腸内細菌は大きくわけて3種類に分類されます。
数的には、一番多いのは日和見菌で、善玉菌、悪玉菌と続きます。
・善玉菌
発酵によって糖から乳酸をつくる嫌気性の微生物の総称で、
腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整える働きがあります。
ヨーグルトなどでよく知られているビフィズス菌も乳酸菌の一種です。
・悪玉菌
体に悪影響を及ぼすとされている腸内細菌で、
主に腸菌やウェルシュ菌、ブドウ球菌などがあります。
腸内を腐敗させたり有害物質を発生させたりします。
・日和見菌
善玉菌・悪玉菌どちらにも属さない腸内細菌です。
善玉菌が増えれば健康に役立つ方に、
悪玉菌が増えれば健康に悪影響を与える方に働きます。
つまり「善玉菌を増やす」=「悪玉菌の影響を抑える」=「腸を制する」事につながります
■腸内環境の悪化
悪玉菌の影響を抑えることが出来ずに、腸内環境が悪化すると、
様々な不調につながるおそれがあります。
(ex)
・免疫力が低下し、病気にかかりやすくなる
・便秘になりやすくなる
・ガン(特に大腸ガン)にかかる危険性が高くなる
・肌が荒れる
・精神的に不安定になる
・脳が疲労する
・口臭・体臭がきつくなる
■悪玉菌が増える要因
・たんぱく質や脂質が中心の偏った食事や、不規則な生活、ストレスなどが、
悪玉菌が増える要因だと言われています。
・悪玉菌が増えると、便秘になりやすくなると述べましたが、
その便秘によって腸内にガスが溜まり、更に悪玉菌が増えやすい悪循環になります。
■善玉菌を増やすには?
腸内環境を良くする食生活
・ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品を毎日摂取する。
ビフィズス菌を含めた乳酸菌は、有機酸を生成する働きがあります。
この有機酸は、悪玉菌が増えるのを抑えたり、棲みにくい環境をつくります。
・オリゴ糖や食物繊維を摂取する
オリゴ糖や食物繊維は、野菜、果物、穀類、豆類、海藻、きのこに多く含まれています。
オリゴ糖や食物繊維は消化・吸収されることなく大腸まで届き、
善玉菌の栄養源となって善玉菌が増えるのを助けます。
よく噛んで食べる
よく噛んで食べることで、腸の負担が減ったり、食べ過ぎを防ぐ効果などがあります。
詳しくは「健康豆知識第4回:噛む健康法」をご覧下さい
水分をたっぷりとる
私たちの体の多くを占める水分には様々な働きがあります。
こちらも詳しくは「健康豆知識第5回:健康の鍵水」をご覧下さい
カラダを動かす
体を動かすことで、腸の蠕動運動が活発になり、便秘が解消されるなど、
腸内環境が改善されます。
以上です。いかがでしたか
腸を制して健康と美肌をGETしましょう✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
<参考>
厚生労働省 e-ヘルスネット