酉の市に行ってきました♪
- 2014年11月29日
皆さまこんにちは!y(◉ _ ◉)
先週、浅草・鷲神社の酉の市に行ってきました!
鷲神社は、日本神話に出てくる武神、
日本武尊(やまとたけるのみこと)を神様に祀っていて
開運と商売繁盛のご利益があると言われています。
色とりどりに飾られた熊手を売り買いする風景で
おなじみですよね。
こちら実家の今年の熊手♪
この縁起熊手は、
「福をかきこむ(かき集める)」ために熊手の形をしています。
もともと酉の市は秋の収穫祭として開かれていたもので
そこで売られていた農具に「福やお金をかき集める」という
意味をかけて、熊手の形の縁起物が生まれたのだそう。
お正月にだるまさんは買うけれど、
熊手って買ったことないなあ・・・という方も多いのでは?
お商売をする方でないと、なかなか馴染みがないかもしれません。
それに、こういう「縁起物」、
スマートに買うルールって聞きにくいし、
わからないぶん、敷居が高いですよね。
熊手を買うときのお約束事は、どうやらこんな感じのようです
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商売が大きくなるごとに、あるいは
来年はもっと福が訪れるようにと願いをこめて、
少しずつ大きいものに買いかえていくのがよい。
(けれども、こだわらなくてもいいみたいですね)
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ある程度以上の大きさ(価格)のものを選べば、
「家内安全・商売繁盛を祈って!」と
威勢のいいかけ声で手締め(手拍子)もしてもらえます。
手締めの基準は1万円から?とも2万円から?とも。
このあたりは、お店によるようです。
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熊手屋さんと値切り交渉をし、
値切ったぶんを祝儀としておいていくのが粋な買い方。
熊手屋さんは祝儀をはずんでもらえてハッピー、
買う側も、ちょっとした「旦那気分」を味わえてハッピー、
みんなが「いい気分」になれるようにできているんです。
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選んだ熊手は、福を呼び込みやすいように、
入り口の高いところに飾るとよい。
子供の頃からなじみのある酉の市ですが、
いろいろ決まりごとがあるとは知りませんでした。
ところで、浅草では、
インテリアにもなる手のひらサイズの
かわいい熊手もたくさん売っているんですよ。
ミニサイズなら1000円、2000円、3000円・・・と価格もお手ごろ。
昔ながらのおかめや小判などの飾りだけでなく
かわいい猫や干支のぬいぐるみをあしらったものなどもあって
オフィスのデスクや、リビングに飾ってもかわいいです♪
お店を出して商いをする経営者ではなく
ごく普通の勤め人一家の我が家は、
毎回、気持ちばかりですが、小さなミニミニ熊手を買うんです。
今年は息子が選んでくれました♪
チョコバナナと同じサイズですね・・・
気に入った!のですが、お値段もサイズもお手ごろすぎて、
値切りや手締めは夢のまた夢。
生意気に祝儀なんて言ったら、威勢のいい江戸っ子兄さんに
「儲けてから来やがれ!」と怒鳴られちゃうんじゃ…
なんて気になってしまいます。
ああ、お手ごろ熊手のときのマナーはあるの??
マナーって意外と聞きにくい・・・
いや!聞いてみよう!
小さな熊手を握り締め、
おそるおそる、でも直球で聞いてみます。
(◉ _ ◉) これちいさいけど・・・
値切ってから、ご祝儀をはずむのが本来のマナーなんですか?
(人´∀`o) うーん、そういうのもあるけど・・・
(人´∀`o) でもね
(人´∀`o) お客さんが気に入ったのをみつけて
喜んで買ってくれるのが
自分たちにとっても一番だから。
小さいのだって心をこめて作った立派な熊手だよ、
祝儀も大きさも気にしないでいいから、楽しんで!
といったようなことを言ってもらえました。
なるほど。
「気に入って喜んでくれるのが一番うれしい」
とっても嬉しい言葉ですね。
写りきっていませんが、小さくてもちゃんと
豊穣を祈る稲穂の束もつけてくれました
思わず、勇気を出して
ミニミニ熊手にふさわしい、
ミニミニ祝儀をはずんでしまいました。
いや、ミニミニすぎて「はずむ」なんておこがましい。
熊手屋のおにいさん、
一瞬キョトン(人゚Д゚o)?としていましたが、
すぐに笑顔になって、
「そしたらこれ持ってって!」と
家族分の「ちょっといいもの」をもらっちゃいました♪
何をもらったかは秘密ですが、
さっそくちょっといいことがあって、
福を呼び込んだ気分が味わえました。
熊手屋のおにいさんがいい気分になったかは謎ですが・・・(汗)
帰りの道すがらは、
これまた賑やかに立ち並ぶ露天を楽しみます。
ちびっこに大人気のアニメ
「妖怪ウォッチ」にあやかっての
「ジバニャンすくい」なんていうものまでありました。
神社で妖怪をすくってもOKなんでしょうか・・・(笑)
マヨネーズたっぷりのお好み焼き、
水あめに真っ赤に染まったあんず、
濃い味付けでビールが欲しくなるイカ焼き・・・
油も塩分も糖分もた~っぷり、
でも、道端でお行儀悪く食べるあれが、
最高!に美味しいんですよね。
今回は体にいい食べ物は食べなかったな・・・
いや、食べましたよ!
酉の市名物・切山椒。
山椒の香りがする、
ぎゅうひのようなもちもちした甘いお菓子です。
山椒といえばうなぎのお供だったり、
七味唐辛子の1メンバーだったり。
香りが強く防腐や殺菌効果に優れるため、
主に実の部分がスパイスとして活用されていますが、
若葉は「木の芽」として和食を飾り、
硬い幹は、すりこぎにするとほんのり香りもつき
殺菌作用があるとして重宝がられています。
実・葉・枝のどれもが活用でき、
「無駄がない」ことや「実をたくさんつける」ことから
縁起物でもあるんです。
山椒に含まれる成分「サンショオール」「サンショアミド」には
消化を助け、脳を活性化させる効果があり、
最近みつかった「サンショポリフェノール」は
抗酸化力が強く、脂肪を多く燃焼させてくれるそうです。
しっかり食べて脂肪を燃やしてくれるのは嬉しいですね!
ただ、防腐や殺菌効果も強く、
漢方薬の原料にもなるほどの山椒、
刺激が強すぎるので大量の摂取はNGです。
山椒は小粒でぴりりと辛い、
体にいいけれど、なかなかあなどれない存在なのです。
この1年の無事に感謝し、来る年の幸を願う「酉の市」。
酉の市が終わると、一気に師走がやってくる気がします。
おかげさまで「浸みわたる水素水」もこの1年、
ありがたいことに、たくさんの方にご愛顧いただけ、
今年も無事に暮れようとしています。
「気に入って喜んでくれるのが一番うれしい」
これはまた、私たちも同じこと。
来年もまた、縁起熊手のように、
みなさまの健康と幸せを呼び込むお手伝いができますよう、
スタッフ一同、これからもがんばりますね!