七草粥、はこべ粥。
- 2015年01月09日
皆さまこんにちは y(◉ _ ◉)
1月7日は「七草の日」でしたね。
皆さまは七草粥を召し上がりましたか?
我が家では、いつもは母が作るのですが、今年は私が作ってみました♪
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、
すずな、すずしろ。
こちらで7種類♪
よく見慣れた形のカブ(すずな)、ミニ大根(すずしろ)、
「なずな」は、ぺんぺん草ですし、
「はこべ」も道ばたや庭でよくみかけます。
三つ葉のように葉先がぎざぎざとしたのが「せり」、
人の形のようにすらっとしたのが「ごぎょう」、
タンポポの葉に似た「ほとけのざ」・・・
と、ひとつひとつ並べてみて気づいたのですが、
私が買った「七草セット」、
中身の大半が「はこべ」です…(・・)??
なぜ「はこべ」ばかり…???
七草のなかでも特に身体にいいということでしょうか?
はこべは、別名「ひよこぐさ」といいます。
英名ではチックウィード(chick:ひよこ、weed:雑草)、
その名のとおり、小鳥の大好物でもあります。
私も子どもの頃「紅すずめ」という小鳥を飼っていたので
よく空き地などに摘みにいきました。
正直、どちらかというと「雑草」という印象で、
とりわけ栄養価が高いとか、
特別な薬草であるという印象はなかったのですが…
小鳥用の「七草セット」買ってきちゃったかな…?
などと思いつつ、調べてみたら、
その薬効の多さにびっくりしてしまいました。
<はこべの薬効>————————————
止血、抗菌、美肌、収れん、鎮痛、解毒作用がある。
一般的に、神経痛や腰痛、腹痛、湿疹、肌荒れ、
切り傷、腫れ物、打ち身、痔、鼻、
産前産後や月経過多、歯痛や歯槽膿漏の予防、
歯茎からの出血などの改善目的で利用される
(引用:栄養健康サイトより )
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美肌から止血、腰痛にまで…もりだくさんなんですね!
七草セットの中身の大半がはこべだった謎は
解明できませんでしたが、
「悪いところ除け」にはよさそうだから多くてもいいや♪と
塩ゆでして刻んで…はこべ粥の完成です♪
今年も元気に過ごせますように♪
ところで、七草粥を食べる1月7日は
ひなまつりの「桃の節句」
こどもの日の「端午の節句」などに並ぶ五節句のひとつで
「人日(じんじつ)の節句」ともいうんだそうです。
古来の中国では、
元旦の1日から6日までのそれぞれの日を
人間のために犠牲になる家畜への
「感謝の日」としていたそうです。
1日を鶏の日、2日を犬の日、
3日を猪(豚)、4日を羊、5日を牛、6日を馬の日とし、
それぞれの日には鶏や馬にご馳走をあげて
大切にしたそうです。
そして、7日めにあたる1月7日は「人の日」にあたり、
この日は、人に対して刑罰などは行わず、
1年の吉凶を占ったり、
7種類の草を食べて無病息災を祈ったのだそう。
そこから1月7日は「人日の節句」とされ
これが、七草粥の起源になったともいわれています。
もちろん、はこべ以外の6種の植物にも
身体によい効能がたくさんありました。
食欲増進や解毒・整腸効果のほか、
利尿に咳止め、めまいを抑え血圧を下げ…といった具合です。
7種類全部を1年の初めに食べたら、
1年間を無病息災で過ごせそうです。
七草粥って、薬膳だったのですね。
であれば、1年に一度といわず、
年に数回は食べておきたいですよね。
そんな方はこちらはいかがでしょうか?
フリーズドライの「七草」です。
お粥に混ぜて一緒にひと煮立ちさせるだけで
七草粥の出来上がり♪という便利アイテムです。
「7日は忙しくて七草粥を食べそびれちゃった」という方は、
ぜひ探してみてくださいね。
なお・・・
七草ってそんなに体にいいのか!
ならば…と、生のまま、全種類試食してみたのですが、
はこべだけは、おすすめできない味でした ((+p+;))