『○○になれますように』
- 2015年07月04日
もうすぐ七夕ですね。
我が家も、子どもが笹に可愛らしい飾り◎◎◎◎◎や
願い事を書いた短冊をつけていました。
連日の雨で、軒先に出しておいた短冊の文字が
すっかり流れてしまいましたが…
「宇宙飛行士になりたい」
なんて、可愛らしい夢がつづられていました。
宇宙(^ω^)私も行ってみたいなあ。
そういえば、どうして七夕の短冊に込める願い事は
「足が速くなりますように」
「ケーキ屋さんになれますように」といったように、
未来の「なりたい自分」について書くことが多いのでしょうか?
皆さまも、子どもの頃
一度は書いた記憶がありませんか?
「野球選手になれますように」
「サッカー選手になれますように」
「学校の先生になれますように」
「バレリーナになれますように」
「ケーキ屋さんになれますように」・・・(^ω^)
「お小遣いがあがりますように」
「新しいゲームが欲しい」
「犬を飼いたい」
…といったような、
おねだり系の「お願いごと」でもよさそうなものですが
七夕の願いとして書くのは「将来なりたい職業」であることが
圧倒的に多い気がします。
そもそも、七夕は、
「空が晴れれば、織姫と彦星が年に一度だけ会える」、
そんなロマンチックな神話のある日ですが、
ストーリーには「願い事」はあまり関係なく…
なぜ「願い事をする日」でもあるのでしょう??
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七夕のはじまりには、たくさんの説があるのですが、
一説には、成人したばかりの若い乙女が
「機織りの上達」を願い、織った布を
神様に奉納する行事がそのルーツだと言われています。
やがて、江戸時代になり、
寺子屋が開かれて多くの人が学ぶ機会を得たことで
機織りだけではなく、書道や読み書き、
そろばんといった、学業や習いごと全般の
上達を願う行事に転じていったのだそうです。
そう言われてみれば、七夕の物語でも、
織姫(ベガ)は機織り、彦星(アルタイル)は牛飼いと
それぞれ具体的な職業を持っていて、
恋に落ちた二人が、自分の仕事を怠けたばかりに
神様の怒りに触れ、引き離されてしまうのでした。
どちらも「勤勉であること」や
「怠けず精進すること」が求められていますね。
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今まで、七夕の短冊に願いを書くときは
「もしかしたら神様が叶えてくれるかもしれないから、
ちょっと高めの希望を書いておこうかな (≧▽≦)」くらいの
軽~い気持ちでいました。
完全に神様任せです(;´・ω・)
七夕の願いを叶えてくれるのは
神様でも織姫・彦星でもなく
「自分自身の努力」ということになりますね…(>_<)
では由来を知った今年は、私も
「もっと努力してレベルアップしたいこと」を、
頑張る気持ちを込めて、笹に託しましょう(^ν^)
機(はた)は織る機会がありませんが、
同じ「布」にちなんで
「洗濯ものが上手にたためて、
アイロンがけも手早くなりますように」…
やや志が低い気もしますが(^-^;
小さな目標なら、ちょっと頑張れそうな気もします(・´з`・)
皆さまも、今年は、星に「小さな何かの上達」を願ってみませんか?
今年の七夕は全国的にくもり空になりそうですが
無事、織姫・彦星が会えますように・・・