矯正展に
- 2015年10月05日
皆さまこんにちは! y(◉ _ ◉)
週末に、小菅の東京拘置所で開催された
「矯正展」に行ってきました!
「矯正展」というと、聞いたことがない方にとっては
堅苦しい展示会のようなものを想像してしまいがちでですが、
拘置所の一部を開放して行われる、
大きな大きな秋祭りのようなもの…なのです(^ω^)
普段は見ることができない
拘置所の内部を見学できたり、
この日のために受刑者の方たちが制作した
工芸品の即売会や生け花などの展示、
各地の刑務所や自治体、企業やボランティアさんなどなど…
数多くの団体の出店や展示が盛りだくさんで、
市価よりも相当安く家具やお菓子が買えたり、
無料のゲームやワークショップで遊んだり、
消防車や白バイの乗車体験や、防災体験、
なんと自衛隊の戦車!まであり、
小さなお子さんからご年配の方まで一日楽しめてしまいます。
AKB48の高橋みなみさんやゆるキャラたちも
イベントを盛り上げにかけつけてくれて、大盛況でした!
もちろん美味しいものも…
日本各地の物産展からファストフード店、
地元のボランティアさんたちが
心を込めて作った美味しいものが
数えきれないほど出店します。
刑務所の食事を再現したお弁当もあるんですよ!
そんな中で、私が気になったのが
「 葛飾区役所 すぐやる課 」というブース。
「すぐやるか?」
どうやら、区民の「困りごと」を聞いて、
対応してくれる相談窓口のようです。
さすが「こち亀」の聖地、亀有のある葛飾区、
区役所の部署名も、ユーモアがあって素敵です。
活動の一環として、
「有害な蜂の巣の駆除」についての展示をしていて
実際に撤去した大きな蜂の巣や
巨大蜂の標本、防護服などが並んでいました。
スズメバチは、巣の一部に
1匹が通れるくらいの小さな穴をあけて
そこから偵察部隊が出入りして
「敵が来たぞ!」と知らせに戻ったりするのだそう。
「この穴、なんだろう?」と指など突っ込もうものなら
大変なことになりそうですね…(+_+)
「駆除したんです~!」と元気におっしゃっていましたが、
職員の皆さま、これは命がけではないのですか・・・?
いただいたチラシには、
そんな、害虫や害獣についての相談のほか、
街頭が消えているんだけど…
木が伸びて標識が見えない…
雨水マスの中に物を落とした・・・
といった、葛飾区民の方々の
「困った!」といった事態に対応してくれるのだそう。
(※個人的なトラブルなどの相談窓口ではないようです)
……雨水マスといえば…(+_+)
実は私、数年前に、駅前でスマートフォンを雨水マスに
落としてしまったことがあるのです。
あの、道端の足元にある、鉄の柵のようになったやつ、です。
落とした時に、するっと入ってしまいました(-_-)
重たい雨水マスは、持ち上げることもできず、
ほんの20センチほど下に落ちただけなのに、
どうしても取り出すことができず…
誰に頼めば助けてもらえるのかも思いつかず、
ぱらぱらと小雨も降りだしてしまい、
携帯を残して帰るわけにもいかず、途方にくれました。
見かねたパン屋のお姉さんが
手伝ってくれましたがダメ…
それを見かねたラーメン屋のおじさんが
棒でつついてくれましたがダメ…
それを見かけた通りがかりのちびっこが
手を入れてみてくれましたが入らず…
と、現代版「おおきなかぶ」状態のところ、
最後に、見かねた駅員さんがやってきて、
泥だらけになりながら、雨水マスを
取り除いてくれました(ノД`)・゜・。
取り出した瞬間には、何事かと集まった人たちの
「おおー」という軽いどよめきまで起こり・・・(/ω\)
嬉しいような、泣きたいような・・・
あのときは、たくさんの人に
迷惑をかけたな…という
有難いような恥ずかしいような記憶がよみがえり、
チラシを眺めつつ、ひとり赤面…してしまいました(;´∀`)
思いがけない困りごとってありますよね。
誰に聞いたらいいのかわからない、
どこに頼めばいいのかわからない、
けれども自分だけの力では
どうにもならない…
けれども、おまわりさんや役所に聞くには
どうにも些細な気がする…といったこと。
そういった時に、相談に乗ってくれる窓口があれば
仮に直接対応はしてもらえなくても
何かよいアドバイスをもらって自力で解決出来たり、
助けてくれる業者さんを紹介して
もらえて事なきを得るかもしれませんね。
何より、心強いです。
矯正展では、そういった自治体の相談窓口に限らず、
警察や消防、保護司の皆さんや
NPOやボランティアの方々の活動も多く紹介されていました。
私たちの知らないところで、
縁の下の力持ちになってくれる方が
たくさんいて、日々頑張ってくれていて
弱い立場の人や生き物を助けたり
悩みや危険を取り除いてくれているから
私たちの生活は快適で安全なのですよね。
そそっかしく、何かと周囲に
迷惑をかけることが多い私としては、
改めて、そういった「人を助けてくれている」
皆さまに、頭が下がる思いでした。
矯正展は来年も開催されると思いますから、
近隣の方も遠方の方も、
拘置所の内部が見てみたい方も、
おいしいもので幸せ♪になりたい方も、
ぜひ、おでかけになってみてください。
一見の価値あり、ですよ!