【健康豆知識】第4回:卑弥呼?噛む健康法
- 2014年07月24日
暑い日が続きますね
今は晴れていますが、夕立でもきそうな空模様です
本日は健康豆知識シリーズを更新致します
第4回は、噛んで健康になる噛む健康法ついてご紹介致します(((o(*゚▽゚*)o)))
第4回:卑弥呼?噛む健康法
■噛むということ
皆様は、一度の食事で自分がどの位の回数噛んで食べているかご存知ですか
よく噛んで食べたほうがいいというのは、皆様漠然とはご存知だと思います。
(よく噛んだ方が消化にいいなど)
噛むという行為は、実はそういった体の健康だけでなく、
心の健康にも関係しています。
噛まないとストレスがたまり、情緒が不安定になる一因になるそうです。
つまり噛むことは、ただ食事をして栄養をとる「生きる」ための行為ではなく
心と体の健康両方にとって大変重要なことなんです
■万能薬「唾液」
よく噛むメリットはたくさんありますが、
その中には、噛むことで出る「唾液」によりもたらされるものがあります。
・唾液の消化酵素が出て、栄養分が吸収されやすくなる。
・唾液腺とすい臓を活性化させ、連携して消化活動が盛んになる。
・唾液腺ホルモンの働きにより、骨、筋肉を丈夫にし、老化防止の効果がある。
・唾液のペルオキシダーゼ酵素は発ガン物質の毒性を抑える。
・唾液は粘膜を保護する成分や殺菌作用をもち、口の中の衛生に役立つ。
・脳細胞を活性化し、精神的ストレスの解消をはかる。
・唾液のアミラーゼ酵素によって、血糖値が早く高まり満腹感が得られ、肥満防止に役立つ。
つまり唾液は、口の健康や全身の健康を維持するためにとても大切な
万能薬のような存在なのです
■「卑弥呼の歯がいーぜ!」
日本咀嚼学会が提唱している噛む健康法の合言葉があります。
それが「卑弥呼の歯がいーぜ!」です(*´∇`*)
よく噛むとこんなにいいことがあるよ~というのがわかりやすくまとめてあります。
(参照:8020推進団体)
「ひ」肥満の防止
ゆっくりよく噛んで食べることで、食べ過ぎを防ぎ、肥満の防止につながります。
「み」味覚の発達
食べ物の形やかたさを感じることができ、食べ物の味がよくわかるようになります。
「こ」言葉の発達
口のまわりの筋肉をよく使うことで、あごの発達を助け、言葉の発音がきれいになったり、
顔の表情がゆたかになります。
「の」脳の発達
脳に流れる血液の量が増えて、脳を刺激するので、子供は賢くなり、
大人は物忘れを予防することができます。
「は」歯の病気予防
よく噛むと、唾液がたくさん出ます。
唾液には口の中の食べ物のカスや細菌を洗い流す働きがあり、
むし歯や歯肉炎の予防につながります。
「が」ガンの予防
唾液に含まれるペルオキシダーセという酵素が、
食品中の発ガン性を抑えることでガンの予防につながります。
「いー」胃腸快調
消化を助け、食べすぎを防ぎます。また胃腸の働きを活発にします。
「ぜ」全力投球
身体が活発になり、力いっぱい仕事や遊びに集中できます。
■なぜ卑弥呼?
現代人は昔の人々に比べ、ものを噛む回数が少なくなったといわれています。
1回の食事で弥生時代、鎌倉時代~現代人のかむ回数を比較した実験によると、
弥生時代は約3990回、鎌倉時代は約2645回、江戸時代は約1465回、
そして私たち現代人は約620回という結果だったそうです。
つまり卑弥呼の時代の人々の約6分の1しか、噛んでいないのです。
その原因は、柔らかい食べ物が増えているからだといわれています。
この合言葉には、
卑弥呼のいた時代のようによく噛もうという思いがこめられいるのです(*n´ω`n*)