水素水とは
水素水ってどんな水?
最近、雑誌やテレビ番組でも注目を浴びている「水素水」。そもそも、水素水とはどんな水なのでしょうか?
水素水とは、文字通り、水素がたくさん含まれた水のことを指します。水素は常温では無味無臭の気体。さらに空気の中でも一番軽く、酸素などの他の物質に結びつきやすい性質があります。
この水素水が、多くの人に受け入れられる理由には以下のようなものが挙げられます。
○続けやすい
ふだん飲む水の代わりにするだけなので、サプリメントなどに比べて面倒が少なく、
続けやすいのがポイントです。
○飲みやすい
身体に良いものは味にクセがあったり臭いが気になったりしますが、
普通の水と同様、無味無臭なので誰にでも飲みやすくなっています。
○負担が少ない
水素を水の中に溶かし込んだものなので、栄養を過剰摂取することもなく、
身体に負担をかけることがありません。
人の身体の2/3は水分でできています。質の良い水を身体に取り入れることは、生活のすべての基本になるといえるでしょう。
どんどん拡大!注目を浴びる水素水市場
そして近年、この水素水が大きく注目されたことにより、水素水市場はどんどん拡大しています。楽天市場などの通販では、飲料部門ランキングの上位に水素水商品が来ることも。口コミを見ていると、水素のチカラに期待して購入する人がほとんどですが、中には、スポーツのパフォーマンスの向上や回復を図ったりすることを期待して購入するケースもあるようです。
けれども、急激な市場の拡大により、同じ「水素水」という名前でも内容が全然違うものが売られるようになっているのも実情です。玉石混淆の中からよい商品を選ぶために、こんなところをチェックすると良いでしょう。
○水素含有量が高いものを選ぶ
水素水にどれだけ水素が含まれているかは「溶存水素量」という言葉で表されています。自然界の気圧では、1.6ppmで水素が飽和状態(上限)となるので、この数値に近いものを選ぶと良いでしょう。
○水そのものの質が良いものを選ぶ
どれだけ水素をたくさん含んでいても、水そのものの質が悪ければ意味がありません。よい商品は取水地を明記した天然水を採用していますので、商品選びの基準とすると良いでしょう。
○新鮮なものを選ぶ
非常に軽い気体である水素は、水の中に溶け込んでも時間が経つにつれて気化してしまいます。できるだけ作りたてで、さらに水素が逃げにくい構造のパッケージの水素水を選ぶようにしましょう。
大学でも進んでいる、水素水研究
実は大学医学部などの研究機関でも、その実証効果の研究が進んでいます。
日本医科大学の太田成男先生は、2013年より水素水の臨床研究をはじめているそうです。
また、東北大学医学部と台湾大学医学部では、国内の医療用水素水メーカーと協業し、血液透析の際に必要な水に水素水を使用するという研究を進めているそうです。
水素水はまだまだ新しい技術ですが、すでに大学医学部が着目するなど、その効果に対する期待が高まっています。今後の研究に期待したいですね。