阿蘇の自然について
「浸みわたる水素水」のふるさと、阿蘇
「飲み続けるために、おいしい水を」と、日本各地のさまざまな水源を探し歩いた「浸みわたる水素水」。
ようやく見つけた美味しい水は、阿蘇外輪山の天然広葉樹林が広がる熊本県菊池渓谷の天然水でした。今回は、この菊池渓谷の豊かな森を生み出している阿蘇エリアの自然についてご紹介します。
阿蘇山は、日本の九州のほぼ真ん中、熊本県阿蘇地方に位置する、今なお活動の可能性がある活火山です。世界でも有数の大型カルデラ(凹み地)と外輪山と呼ばれる尾根を持っています。近年は火山性ガスが発生しているなど、まさに「火の国」熊本県のシンボル的な存在といえるでしょう。
この阿蘇山は、「阿蘇くじゅう国立公園」として保護されているほか、2007年、日本の貴重な自然資源を選定する「日本の地質百選」に「阿蘇」として選定されました。この大きな火山の周りは、たくさんの温泉が湧き出しており、その雄大な景色を楽しむ観光客を癒しています。
自然に親しむ阿蘇ジオパーク
「ジオパーク」とは、重要な自然を人々が楽しみ、その自然を未来にわたって保護する価値があると認定された、別名「大地の公園」とも呼ばれる地域一帯をあらわします。
この阿蘇山は、2009年10月には、カルデラ内外の地域が巨大噴火の歴史と生きた火口を体感できる『阿蘇ジオパーク』として「日本ジオパーク」に、そして2014年9月には、「世界ジオパーク」に認定されました。その保全のテーマは「阿蘇火山の大地と人間生活」であり、大きく次の3つに分かれています。
1.巨大噴火とその爪痕
世界有数の規模を誇る阿蘇カルデラを有する阿蘇火山。巨大カルデラの形成は、約27万年前から約9万年前までに発生した、計4回の爆発的噴火によって作られたと言われています。特に大きな噴火が起きた際には、九州から海を隔てた山口県秋吉台まで火砕流が流れたとされ、現在の豊かな台地の礎となっています。
2.中岳一帯
阿蘇カルデラ内の中央火口にある阿蘇中岳は、現在も噴煙を上げる活火山です。外輪山の美しい緑とは対照的に、中岳火口の周辺は火山ガスの影響により、荒涼とした風景が広がっています。この中岳、活動が収まっている時には、美しいエメラルドグリーンの火口湖を見渡すことができますが、それでも人体に有害な火山ガスを放出しているのだそうです。妖しいまでに美しく、神秘的な場所は、ガスによって守られた場所でもあるのです。
3.火山の恵みと人間生活の歴史
阿蘇のカルデラ内には鉄道や国道が走り、現在でも5万人ほどの住人がいます。また、阿蘇神社には火山の神を祀っているなど、阿蘇ジオパーク内には火山とその歴史に由来する神社仏閣が点在しています。自然の恵みと火山の活動を神のように崇め恐れた人々の営みや歴史は、次代へと守り、受け継がれていくべきものといえるでしょう。
阿蘇の清らかな美味しい水
この阿蘇山の恵みは、その火山土壌と森ばかりではありません。阿蘇カルデラに降り注いだ雨や湧水もまた、地元の人にとって大きな恵みとなっているのです。
そのため、阿蘇山の周りには、大野川、五ヶ瀬側、緑川、白川、筑後川、そして「浸みわたる水素水」の水源である菊池を流れる菊池川といった美しい一級河川が流れています。さらに、火山の土壌をフィルターにした冷たく清らかな地下水が豊富に存在し、各地から美味しい天然水が湧き出ています。
その豊かな水は、ミネラルバランスが良く、味わい深いという評判を呼び、いつしか阿蘇とその周辺から多くの名水が生まれました。「浸みわたる水素水」もまた、この阿蘇の恵みを受けた菊池の地下水を原水としており、その阿蘇の雄大で豊かな恵みから「まれにみる美味しい天然の健康名水」が生まれているのです。
水素の恵みと、阿蘇の恵みという、二つの恵みがたっぷりつまった「浸みわたる水素水」。皆さんも、ぜひその恵みを実感してみませんか。
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