━━━「浸みわたる水素水」━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■ すいとっと通信 第33号
アビスト■□■
<2015/04/13 発行>
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~「すいとっと」とは熊本の方言で「好き・愛する」という意味です ~
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「いまが旬!ネバネバのもずく その1」
先日、「今年の初物だから、少しだけど…」と
お友達に「もずく」を分けてもらいました!
低カロリーでネバネバが体に良い!とされて人気が出てからは、
コンビニにまで並ぶほどの日常食となった「もずく」。
いつも身近にあるので、お店で食べても、
「ああ、旬だな。春だなあ」などと感じたことはなく
春先からが旬とは知りませんでした。
いただいたもずくは、いつも食べるヌルッツルッという感触と違って
新物のわかめのような、サクサク、シャキシャキとした
独特の歯ごたえがあって、
穫りたてのもずくはこんな食感なのか!と驚きでした。
今回は、これから夏にかけてが旬の、
「もずく」についてご紹介したいと思います。
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■水雲、藻付、海雲
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これらの漢字を、皆様は読めましたか?
私は「ウニ?」「くらげ?」と読み違えそうになりましたが
これら、すべて「もずく」と読むんだそうです。
古来、平安時代の文献にも「毛豆久」という海藻があったようで
これが「もずく」のことではないか、と言われています。
「もずく以外の海藻に付く‘藻’だから‘も付く’」あるいは
「海藻が好きな(くっつく)藻だから‘も好く’」といった由来で
もずくと呼ばれるようなったこの海藻、
暖かい地域の、きれいで酸素をたくさん含んだ海水を好むそうで、
その名の通り、海藻や岩、サンゴなどにくっついて定着、繁殖します。
「もずく」は、厳密には「イトモズク」という
細い糸状の海藻を指すのですが、
現在では、モズクやナガマツモとして分類される
たくさんの海藻の総称として使われています。
どれも、糸状の海藻が枝分かれしていて、多糖類が分泌されており、
手で触れるとぬめりがあるのが特徴です。
そう言われてみれば、同じもずくでも絹糸のように細いものもあるし、
均等な太さでなくぼこぼことしていて、ヌルヌルが強いものもあります。
産地や、成長の度合いで太さが違うのかとばかり思っていましたが
おなじ「もずく」と呼ばれるものにも多くの種類があるのですね。
そして、その大半が春先~夏にかけて収穫され、
1年分を塩蔵・冷凍保存して出荷されて私たちの食卓に届きます。
夏を過ぎたもずくは、海中で枯れてしまうのだそうで、
収穫したてを楽しめるのは、まさに「今から夏まで」といえそうです。
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■もずくの日
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1977年の春に、沖縄で初のもずくの養殖事業に成功したことを記念して、
4月の第3日曜日を「もずくの日」としたそうです。
今年も、この週末には、
沖縄を中心に各地でイベントが開催されるようですね。
中には海開きを兼ねている、なんてところもあり…
春になったとはいえ、まだ少し肌寒い日もあるのに、
もう海開きとは、何ともうらやましいですね!
良く知られた食べ方としては「酢の物」がありますが、
お味噌汁に入れたり、納豆に混ぜたりしてもおいしくいただける、もずく。
次週は、もずくの美味しいいただき方と
その栄養素についてご紹介したいと思います。
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発行:株式会社アビスト
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