━━━「浸みわたる水素水」━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■ すいとっと通信 第37号
アビスト■□■
<2015/05/11 発行>
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~「すいとっと」とは熊本の方言で「好き・愛する」という意味です ~
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「カクテル?モクテル?」
明後日、5月13日は何の日かご存知ですか?
「カクテルの日」なんですよ(^-^)
カクテルはお好きですか?
この日は、カクテルが初めて作られた日…ではなく、
初めて「カクテル」が定義づけされた日、とでも表現すればいいでしょうか。
1806年のこの日、アメリカのある新聞社が、
読者からの問い合わせに答える形で、世界で初めて
「カクテルとは」という説明を記事にして掲載したのだそうです。
それによると、カクテルとは・・・
酒に水や砂糖、苦味のあるものを混ぜた興奮飲料で
俗に「ビタースリング」と呼ばれる(選挙運動の)妙薬。
なのだそうです。
そして、この記事が掲載されたことをきっかけに、
5月13日を「カクテルの日」、その前後を「カクテル・ウィーク」と呼び、
カクテルをより楽しむための週間となっていきました。
本日は、カクテルの由来や歴史についてご紹介します。
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▼カクテルの由来
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「カクテル」とは「コック・テール」、
つまり「雄鶏の尻尾」という意味なんだそう。
なぜ「雄鶏の尻尾」なのか…については実にたくさんの説があります。
たとえば…
昔、メキシコのある港町で流行していたのが
お酒に砂糖などを混ぜた飲み物(※ まさにカクテルですね)。
飲み物を混ぜるときは、金属の匂いがつかないようにと
木製のスティック状の道具が使われており、このスティックの名前が
「コーラ・デ・ガジョ(スペイン語で雄鶏の尻尾の意)」。
この道具の名称を、飲み物の名前と勘違いした
イギリス船の船員たちが、飲み物自体を
「テール・オブ・コック」と呼び始めたため。
といったストーリーのほか、
戦争の休戦協定を結ぶ際に、橋渡しに一役買った
お姫様の名前だとされる説、さらに
「お酒を混ぜるのに雄鶏の尾を使った」
「飲み物がお酒入りかそうでないかを区別するために、
酒入りのグラスには雄鶏の尾(羽)を挿した」というような、
具体的な由来まで、実に様々です。
世界共通で人の心や体を癒すカクテルですから、
地域ごとに、さまざまな物語ができあがったのでしょうね。
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▼カクテルって何?いつからあるの?
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現在では、カクテルはより広い意味や解釈で使われており、
そのレシピは数千種とも言われています。
お酒に「何か」を混ぜることにより、
新しい味や風味をつけた飲み物、という感じでしょうか。
「カクテル」を定義づけたのは200年ほど前ですが
カクテルの原型となるものは、
古代エジプト、ローマ、ギリシャ時代からありました。
当時のアルコールは保存状態も味も、現在ほど洗練されたものではなく、
衛生的にも安全とは言い切れなかったため、
ビールにはちみつやショウガを混ぜたり、
煮詰めたワインに水やスパイス、海水を混ぜたりと、
アルコール分に混ぜ物をして飲まれることが多かったようです。
また「カクテル=冷たい」と思いがちですが
古くは、主に常温か、温めたものを飲んでいたらしいのです。
私たちのイメージするカクテルよりも、
卵酒や甘酒、薬膳酒に近いものだったのかもしれないですね。
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▼まがいもの「モクテル」?
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「Mocktail(モクテル)」という言葉をご存知ですか?
これは「モック(mock:まがいもの、にせもの)」と「カクテル」を
合わせた造語で「ノンアルコールのカクテル」のこと。
イギリスを中心に、広く親しまれているドリンクで、
いまや、モクテル専用のバーまであるのだそう。
日本でも、最近はノンアルコールの缶飲料が
続々と発売されて、人気商品となっていますよね。
「それって、ジュースではないの?」という
素朴な疑問も浮かびますが…
ソーダ水やミネラルウオーターなどに、
好きなソフトドリンクやシロップ、
フルーツやハーブを混ぜて作るのが「モクテル」、
特に、自分好みのレシピを作るのが流行だとか。
「おとなジュース」といったところでしょうか。
いかがですか?
普段お酒をあまり召し上がらない方でも、
モクテルであれば、ご自宅で手軽に楽しめそうですね。
せっかくのカクテルウィークですから
お酒が入っているもの、入っていないものに関わらず、
口にあった素敵な一杯を楽しみたいですね。
次週は、ご自宅で簡単に作れる
カクテルやモクテルのレシピをご紹介します。
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発行:株式会社アビスト
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