水素濃度の測定方法について
水素濃度と酸化還元電位の測定方法の違いとは?
宇宙で一番軽く小さな元素である水素。その軽さ、小ささゆえに、体内に長くとどまることができないため、水素の恩恵をしっかりと受けるためには定期的に、またできるだけ長期間に渡って取り入れることが大切になります。となると、気になるのが「水素水商品に、どれだけ水素が含まれているのかどうか」です。毎日続けるからこそ、コストパフォーマンスのよいものを選びたいのは、消費者としては当たり前のこと。そこで、今回は水素濃度の測定方法についてご紹介します。
まず、初めに知っておきたいのが、水素水の濃度を示す際に使われる「水素濃度」と「酸化還元電位」の値の違いです。『浸みわたる水素水』でも採用している「水素濃度」は、文字通り水の中にどれだけ水素が含まれているかを直接あらわす値です。一方で、一部の他社商品などで採用されている「酸化還元電位」とは、水素以外の要素でも数値が変わる値なのです。
そもそも、水は水素と酸素によって構成されています。この二つの酸化還元電位は、水素が-420mV、酸素が+820mV。そのため、水素水商品の中には、酸化還元電位がマイナス数値であることを根拠に、水素濃度が高い、と表現しているものもあります。けれども、実はこの酸化還元電位はカルシウムイオンやナトリウムイオンなど、他の物質が含まれることでもマイナスに傾いてしまうのです。
酸化還元電位を採用しているメーカーの中には、アルカリイオン水商品のように「アルカリイオン」全般を表示したい、という意図をもって公表しているところもあります。けれども、「水素水」を買うのであれば、水素が含まれている割合(濃度)を調べる方法が確立されているのですから、やはり「水素濃度」をきちんと示している誠実な商品を選ぶほうがよいのではないでしょうか。
水素濃度は「いつ」「誰が」測定している?
水素水商品の多くは、『浸みわたる水素水』のように水素濃度を公開しています。けれども、この水素濃度は「いつ」「誰が」測定しているものなのでしょうか。
水素水の水素濃度の公開は、多くの場合「充填時」のものが採用されています。けれども同じ「充填時」でも、「充填直後」の水素濃度は非常に高いものの、その後に加熱殺菌処理を行い、常温まで冷まし、パッケージングを行い…という製造過程を経るうちに、水素が抜けて濃度が下がってしまうケースもあります。一般的に、水素を充填した直後の水素濃度が一番高い値になるのですが、表示に関する規制がない現在、この最も水素濃度が高い「充填直後」の水素濃度を公開しているメーカーもあるようです。
一方で、『浸みわたる水素水』は、「充填時」の水素濃度を測定するだけではなく、「加熱殺菌後」、「出荷日当日」の三回にわたって水素濃度の測定を行い、公平性を保つようにしています。
見た目の表示だけに惑わされず、正しい情報を手にしていきたいものです。
水素濃度の高い水素水を飲むために
これらの水素水測定方法を踏まえたうえで、水素濃度の高い水素水を手にするために必要なことは何かをまとめてみました。
●「酸化還元電位」ではなく「水素濃度」を表示している商品を選ぶ
●「充填直後」の水素濃度の値だけではなく、複数回にわたり測定した水素濃度を定期的に公表している商品を選ぶ
なお、『浸みわたる水素水』のように、より質の高い水素水を届けるために、水素濃度が一定基準を下回るときは一切出荷せず、さらにお客様になるべく水素濃度の高い商品をお届けするため商品の作り置きを行わずに、注文を受けてから製造を始める「完全受注生産方式」を採用している商品もあります。
さまざまな水素水商品が生まれている現在だからこそ、信頼できる商品を選ぶことをお勧めします。
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