水素水の湯せん方法
水素水を温めて飲んでみよう!
お風呂上がりや運動の後には、冷たい水素水で水分をしっかり補給したいものですが、寒い日の朝や食事のときには何となく温かい飲み物がほしくなるものです。そんなときには水素水を温めて飲んでみてはいかがでしょうか。
水素水を温めて飲みたい、というときに一番適した方法は「湯せん」です。なぜなら、水素は非常に軽く分子も小さいため、鍋ややかんなどに移し替えて沸騰させてしまうと、高温のために水の中に含まれる水素が抜けてしまうためです。ですから、きちんと密閉した上で温めることが重要になるのです。
水素水を温めて飲む場合には、容器も重要になります。「水素水商品」の種類には、大きく分けて「アルミパウチ」タイプと「ペットボトル」タイプがありますが、湯煎に適しているのはアルミパウチタイプです。そもそも、アルミパウチは気密性が非常に高く、微小な水素分子を外部に逃しにくいために水素を容器内で長く保つのに対し、ペットボトルの原料であるポリエチレンテレフタレート分子は水素分子よりも大きく、水素が抜けやすいからです。また、ペットボトルは温め専用の容器もありますが、基本的には常温や冷たい飲み物を湯煎することを想定して作られていません。「温めて飲む」という意味でも、「より水素をきちんととる」という意味でも、アルミパウチタイプの水素水を選ぶと良いでしょう。
水素水の湯せん方法
では、具体的な温め方について紹介しましょう。先ほどもご紹介したように、水素水の場合は普通の白湯(さゆ)を作るように、お鍋やポットに移して沸騰させるのは厳禁。水素が一気に抜けてしまいます。温める場合は、容器を未開封のままで湯煎します。
鍋やボウルにだいたい5~6cm程度の深さの熱湯を入れます。アルミパウチの容器が沈み、飲み口だけが外に出るくらいが目安です。そこにアルミパウチの容器を静かに沈め、そのまま数分~10分ほどおいて、水素水を人肌程度に温めます。レトルト食品を温めるように、沸騰までさせる必要はありません。水素水はそもそも、煮沸や加熱が必要な食品ではない上に、加熱している鍋のふちに直接アルミパウチが触れると穴があく恐れがあります。静かに熱湯の中で人肌程度まで温める程度で十分なのです。なお、鍋のふちにキャップ部分を乗せたまま温めると変形してしまうことありますので、ご注意下さい。
もちろん、湯煎で温める際には熱湯を使いますから十分注意が必要です。特に、鍋やボウルからアルミパウチを取り出す際は、火傷に注意してください。
水素水の加熱に関するよくある疑問
最後に良くある疑問をまとめました。水素水を温める時の参考にしてください。
Q. 温かくしても水素は逃げないの?
A. 水にとけた水素は、温めても他の気体と比較してなかなか抜けないことが判っています。水素の抜けにくいアルミパウチで湯煎などの方法をとれば大丈夫でしょう。
Q. 水素濃度を保つ温度はあるの?
A. 人肌程度(36~37℃)であれば、水素の放出もある程度抑えられますので、冷たいお水が苦手な方にもオススメといえるでしょう。
Q. 温かくした水素水でも効果は変わらないの?
A. 水素水研究の第一人者である太田成男教授も「水素水を飲んで体中に水素を届けたとしても、それで体を冷やし過ぎては逆効果です。常温や少し温めた状態で飲むことは、体にも優しく水素の効果が実感できるのではないかと思います」と言っています。温めた水素水でも問題はないでしょう。
Q. 電子レンジで温めたいけれど…
A. アルミパウチをそのまま電子レンジにかけると火花が散り、電子レンジを壊したり、時には火災の原因となることがあります。電子レンジの使用は厳禁です。
いかがでしたか? 身体を必要以上に冷やさないために、温かい水素水を飲むのもよいことです。ご自身の体調に合わせて、毎日水素水が飲めるように、飲む温度にもこだわってみてください。